コロナ禍で40代の転職を成功させるためのポイント
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新型コロナウイルスの影響により、働き方や転職市場にも大きな変化が表れています。
そんな中、改めて自分の仕事や働き方を見直し、新たなキャリアを求めて転職したいという人も少なくありません。
今回はコロナ禍での転職市場や働き方の動向などを詳しく解説します。
今、40代に求められているスキルや、転職を成功させるためのコツまでご紹介していますので、最後まで目を通して転職の参考にしてくださいね。
40代50代におすすめの転職サービス
40代50代におすすめの転職サービスを紹介します。
サービスによって求人の内容が異なりますので、様々な転職サービスに登録することをおすすめします。
良い求人が見つからなかった、紹介されなかった場合はすぐに退会しても問題ありません。
転職サービス | こんな方に おすすめ | 特徴 |
---|---|---|
レバテックキャリア |
40代のITエンジニア経験者 |
|
リクルートエージェント |
転職を考えているすべての方、正社員希望の方 |
|
リッチマン介護 |
介護職を希望の方 |
|
新型コロナウイルスで40代の転職市場への影響は?
私たちの生活に大きな変化を与えた新型コロナウイルス。
企業の働き方が見直され、テレワークや在宅勤務という新しいスタイルが定着している人もいるのではないでしょうか。
転職市場への影響も少なくない現在の状況を詳しく解説します。
◆コロナ禍で求人数は減っている?
まずはコロナ禍での求人数を見てみましょう。
2020年1月 | 1.51倍 |
2月 | 1.45倍 |
3月 | 1.40倍 |
4月 | 1.30倍 |
5月 | 1.18倍 |
6月 | 1.12倍 |
7月 | 1.09倍 |
8月 | 1.05倍 |
9月 | 1.04倍 |
10月 | 1.04倍 |
11月 | 1.05倍 |
12月 | 1.05倍 |
2021年1月 | 1.10倍 |
厚生労働省「一般職業紹介状況」によると、新型コロナウイルス感染が拡大するまでの有効求人倍率は、約1.5倍ほどでしたが、感染が広がった3月で1.4倍、緊急事態宣言が発出された4月で1.3倍、5月は1.18倍にまで落ち込んでいます。
7月以降は1.1倍にも届きませんでしたが、12月あたりに徐々に求人数が増加傾向になり、2021年1月にようやく1.1倍にまで回復。
2008年のリーマンショック以上の業績悪化が見込まれていると言われているコロナショックで、求職者優位の売り手市場から企業優位の買い手市場に移行傾向にあります。
《業種別》
コロナ禍でも、業績が著しく落ちた企業もあれば、業績が上がった企業もあります。
業績が落ちた業種としては、海外からの部品などが届かず製造がストップしてしまった製造業が早々に影響を受けました。
また緊急事態宣言下では、飲食業や旅行業も大きく影響を受けています。
それらに伴う製造職や販売、接客などの職種の求人数も減少傾向が見られました。
逆に自宅で過ごす時間が増えた影響で、IT業界やゲーム業界、医療や健康に関する業界では業績が伸びた企業も少なからずありました。
モノづくりの分野では、工場などの製造業は製造自体がストップするところもありましたが、建築や土木などはすぐに影響を受けることなく、受注した工事などは予定通りに進んでいることが多いため、施工管理の職種も求人が大幅に減ることはなかったようです。
◆コロナ禍で変化していく転職市場
コロナの影響で出社日を少なくしたり勤務時間をずらしたり、出社に制限がかかった人も多いのではないでしょうか。
ここでは、働き方や転職市場の変化について見ていきましょう。
《働き方》
出社日自体が少なくなり、自宅でのテレワークも増え、改めてこれまでの働き方を見直すタイミングにもなったと言えます。
もちろん出社が必要な業種や職種はありますが、さまざまなツールを活用して出社に捉われることなく業務を進めることが可能になりました。
コロナが収束しても、今後はこうしたテレワークなどの働き方が浸透していくことが予想されます。
求職者も柔軟な働き方に対応してくれる企業を希望する人が増えていくでしょう。
また、会社の業績に伴う収入減少などの不安から、副業が可能な企業も人気が高くなっていくことが予想されます。
《転職市場》
求人を募集する企業側にも、一次面接をオンラインで行うなどの変化が表れています。
わざわざ会社まで行く必要がないため、企業側も求職者も日程調整がしやすくなるメリットがあります。
オンラインなら採用担当者も出社せずに面接を行うことが可能になります。
もちろんデメリットもあります。
オンラインではどうしても画面に映らない会社の雰囲気などがわかりづらく、直接会って話す面接とは違ってコミュニケーションも取りづらいと感じることもあります。
パソコンやネット環境の問題で、話が途切れてしまうといったトラブルもないとは言えません。
面接に筆記試験などを導入している企業では、実施しにくくなります。
また要件を満たしていない人材でも採用していた企業も、コロナ禍ではそうした見込み採用が減少していると言えます。
業績不振から新卒や中途採用をストップする企業や、早期希望退職者を募る企業も増えています。
その結果、優秀な人材が転職市場にあふれ、今後の転職活動はますます競争が激化していくことが予想されます。
コロナ禍での働き方は大きく変わっている
転職市場がコロナによってどういう影響を受けているか、理解できたでしょうか。
次に、働き方や会社に求める待遇や条件など、コロナ禍で変化している特徴について見ていきましょう。
◆新しい働き方にあわせて柔軟に対応する必要がある
コロナの影響によって導入が急がれたフレックス制度やテレワークなど、働くスタイルに大きな変化が生じています。
《テレワークの導入が増えた》
在宅勤務などのテレワークは、もともと働き方改革の一環として国が進めていた取り組みです。
企業の生産性を向上させ、かつ働く人の長時間労働をなくして、労働力不足に備えることが目的とされていました。
大手企業を始め、徐々にテレワークを導入する企業が増えつつあったところに、コロナの影響がそれを後押しした形になりました。
総務省「令和元年 通信利用動向調査」のテレワーク導入状況によると、2017年で13.9%、2018年で19.1%、2019年で20.2%と、コロナ拡大以前の割合は緩やかな上昇傾向にありました。
しかし東京都が都内企業のテレワーク導入率を調査した結果によると、2020年3月では24%だった割合が、4月には62.7%まで増加しています。
接客などのサービス業以外の業種で広く導入されています。
《評価が変わる》
テレワーク導入に伴い、評価制度も変わる傾向にあります。
毎日決まった時間に出社し、決まったデスクで働く必要がなくなれば、自分が一番集中できる環境や時間に仕事をすることができ、生産性の向上が期待できます。
評価制度も労働時間などではなく、成果に応じたものへ移行していくことが予想されます。
出社の必要がなくなれば、出産や育児、介護などと両立しながら働くことが可能になり、これまで働くことができなかった人にも活躍の場が広がります。
《新しい働き方に対応するポイント》
通勤時間の削減や場所を選ばない働き方ができる一方で、社内でのコミュニケーションが取りづらくなったり、業務管理がしづらくなるなどのデメリットもあるテレワーク。
働く側も、新しい働き方に対応していく必要があります。
・社内のコミュニケーションをこまめに取る
テレワークが増えると、社外はもちろん社内のスタッフとも会う機会が激減します。
出社する時とは違って自然に顔を合わせて挨拶することがないため、手軽なチャットなどを使ってちょっとした挨拶をするなど、積極的にコミュニケーションを取る必要があります。
・スケジュール管理を徹底する
テレワークでは個人のペースで業務を進めることができますが、納期や品質管理が難しくなる場合があります。
管理側も大まかなスケジュールを共有しておいたり、タスク管理をしておくことで業務を把握しやすくなります。
・さまざまなツールを活用する
上記のようなスケジュール管理やコミュニケーションを取るために、便利なツールが多々あります。
ビジネスチャットやデータ共有、勤怠管理やオンライン会議のシステムなど、社内で共通のシステムを決めておくと効率よく業務を進めることができます。
無料で活用できるツールも多いため、導入しやすいという利点もあります。
働く側も、こうした新しい働き方に合わせた環境を整えるなど、柔軟な対応が求められています。
◆会社に求める条件も変わりつつある
《「駅チカ」から多様な働き方へ》
コロナ禍では、求職者が会社に求める条件も変わってきています。
例えば、出社しやすい「駅チカ」や「キレイなオフィス」より、「テレワークを導入」や「在宅勤務可能」など、多様な働き方ができる企業へシフトする傾向にあります。
また出社が減ったり残業が少なくなったりしたことから、空いている時間を使って副業をする人も増えています。
籍を置いている一社のみに頼り切らず、収入先は複数持っておくという考え方を持つ人も増加傾向にあります。
《「巣ごもり消費」を牽引する企業が人気》
コロナ禍において、業績が落ち込んだ業種もありますが、逆に景況に左右されない業種もあります。
大手企業よりも、安定した経営基盤のある企業や、他業種の事業を展開する企業を求める求職者が増える傾向にあります。
また食品や日用品などの企業や、ITやソフトウェア業界など、「巣ごもり消費」を牽引する企業の人気も高くなっています。
コロナの影響により、働き方や仕事に対する価値観も大きな変化が生じたと言えます。
コロナ禍での40代の転職に必要なスキルとは
コロナの影響により、今まで求められていたスキルだけでなく、新しく求められるスキルもあります。
転職を有利に進めるためにも、今40代の転職に求められるスキルを事前に知り、さらに鍛えておきましょう。
◆コロナ禍で採用したくなる人物像
・コミュニケーション能力
社員同士の接触や蜜を避けるため、テレワークや時差出勤などが増え、社外の人とのやり取りもオンラインになることが多くなると、直接会って話すより高いコミュニケーション能力が必要になります。
ただ単に「話す・聞く」だけではなく、チャットやメールなどのレスポンスを早くしたり自分の業務報告や意見を簡潔に伝えるなどのスキルも大切です。
・適応力
急な環境の変化にも柔軟に対応し、以前と同様の成果を上げることができる適応力もあると転職に有利です。
特に40代となると、融通が利かないのではないかと懸念される場合があるため、フットワークの軽さや、新しいことへのチャレンジを楽しめることは、採用を近づけてくれるでしょう。
・向上心
コロナ禍で人と切磋琢磨できる環境になくても、自主的に新たな知識や技術を身につけようと勉強したり、努力し続ける向上心を持っている人は、いつの時代も重宝されます。
今の状況で自分に何ができるか、何が必要かを常に考える思考を持っておきましょう。
・専門性の高い技術や知識
もともと持っているスキルが専門性の高い技術であれば、コロナ禍でも転職は有利に進めることができます。
個人の持つ高い専門性は大きな武器になり得ます。
◆特に40代に求められるマネジメントスキル
コロナ拡大の以前からも40代には豊富な経験とマネジメントスキルが求められてきましたが、ここでは今後特に必要とされるマネジメントスキルを詳しく見ておきましょう。
・環境づくり
テレワーク導入などに必要な設備やツールなどの環境を整えることが必要です。
さまざまな働き方に対応できる制度や体制も整えておかなければいけません。
また部下や後輩が困った時にはすぐにサポートできるような体制を整え、それを共有しておくことも重要です。
多様な働き方に対応できる環境づくりは、今後のマネジメントに必要不可欠と言えます。
・成果に基づいた評価
出社の必要がなくなった企業であれば、日々働いている姿を直接見る機会が減るため、新たな評価制度が必要です。
それが成果に基づいた評価方法です。
これまでのように、同じチームで業務をチェックすることができなくなるため、できあがった成果物の納期や品質で評価することが増えていくでしょう。
・部下にもある程度の権限を与える
以前のように細かく相談したり指示を仰いだりすることが難しい状況では、部下を信頼してある程度の裁量を任せることも必要です。
どこまでを任せて、どこからは相談が必要かを明確にし、共有するようにしましょう。
・会議の方法を明確にする
オンラインで参加できる会議なら、日程の調整もしやすくなりますが、オンラインだからこそ意見を言いにくくなったり、進行が難しくなったりする場合もあります。
その日の会議で決めることや議論する内容をあらかじめ共有しておく、1つの議題にかける時間を決めておくなど、事前に決めておくことをおすすめします。
行き違いや解釈の微妙な齟齬を避けるためにも、会議で決まったことは改めて共有し、意識や価値観を統一するように心がけておきましょう。
40代50代におすすめの転職サービス
40代50代におすすめの転職サービスを紹介します。
サービスによって求人の内容が異なりますので、様々な転職サービスに登録することをおすすめします。
良い求人が見つからなかった、紹介されなかった場合はすぐに退会しても問題ありません。
転職サービス | こんな方に おすすめ | 特徴 |
---|---|---|
レバテックキャリア |
40代のITエンジニア経験者 |
|
リクルートエージェント |
転職を考えているすべての方、正社員希望の方 |
|
リッチマン介護 |
介護職を希望の方 |
|
コロナ禍で40代の転職を成功させるコツ
コロナ禍の転職活動では、事前に知っておくことで転職成功の確率をアップできるコツがあります。
ここでは、コロナ禍ならではの転職を成功させるコツをご紹介します。
◆オンライン選考で印象アップのポイント
コロナ禍では、オンライン面接を導入する企業も増えています。
面接の前に、確認しておきたいことや印象アップのポイントを見ておきましょう。
・使用するソフトや機器のチェック
オンライン面接では企業から使用ソフトを指定されることがほとんどです。
使ったことがないソフトであれば、事前に使い方を確認しておき、当日スムーズに面接を進めることができるようにしておきましょう。
また、カメラや音声機能のチェックも事前にしておきましょう。
・背景に注意
自宅でオンライン面接を受ける場合もあるかもしれませんが、注意しておきたいのは背景です。
できるだけ明るい場所を選んだり、背景がスッキリしているところを選ぶようにしましょう。
自宅では落ち着いて面接できない場合は、カフェなどは避け、テレワーク用のスペースなどを利用することをおすすめします。
・印象を良くする話し方や目線
話す時は主旨を明確にし、いつもよりはっきり聞き取りやすいように話すことを心がけてください。
画面に映る相手の目を見ても目線は合わないため、パソコンのカメラに目線を向けるように意識すると良いでしょう。
相づちを打つ時も声を出さずにうなづくだけなど動作のみにすると、相手の会話を遮ることなく印象も良くなります。
◆履歴書、職務経歴書の上手な書き方
応募書類は以前と同様、企業との最初のコミュニケーションツールとなるため、重要なチェックポイントです。
面接もオンラインで対応する企業なら、応募書類もメールで送付する機会も多くなります。
手書きではなく、パソコンで作成しておくことをおすすめします。
データの場合は書体にそろえ、見出しなどは太字にするなど読みやすく作成するのがポイントです。
その上で、コロナ禍でも重宝されるスキルを持っていることを明確にアピールしておきましょう。
履歴書の写真がプリントしたものしかない場合は、スキャンして添付することもできますが、できれば撮影し直してデータ画像を添付するようにしましょう。
応募書類もちょっとした気配りが相手に良い印象を与えてくれ、それが採用につながることもあります。
まとめ
いかがでしょうか。
コロナの影響で日々の生活にも転職にも大きな変化が見られる今だからこそ、状況を客観的に把握して対応していく必要があります。
新しい働き方や環境に対応し、それを楽しむ心づもりで取り組めば、今の状況でも転職を成功させることは可能です。
今回の記事を転職活動の参考にしてくださいね。
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